『心を自然化する』
(著)フレッド・ドレツキ
(訳)鈴木貴之
いつも思うのですが、勁草書房の本はなかなか壮丁のセンスがいいですね。この本なんかかなりいいできです。
まあ、外見的なことはともかくとして中身ですが、現代の認識論者の一人であるドレツキによる心の哲学の本です。
ドレツキは、表象主義という立場をとり、私たちの経験や思考が、自然的表象作用を持つものとして位置づけ、心のあり方を論じています。
表象や、表象状態とはどのようなものかという分析、私たちの経験に現れるクオリアをどのようなものとしてとらえればいいのかという問題が論じられています。
私にとっては内容は決して簡単なものではありませんでした。なんかしっくりこないところも多々あるのですが、もうちょっと他の本を読んでからもう一度読んでみる価値がある本だという直感は(笑)得ました。最後の解説はなかなかコンパクトに著者の主張がまとめられていてわかりやすかったです。まあ、哲学書ってのはだいたい一回で読んでわかるものでもないので、次読んでみてどれくらいわかるようになってるのかが楽しみです。
単行本: 278ページ
出版社: 勁草書房 (2007/10/29)
ISBN-10: 432619958X
ISBN-13: 978-4326199587
発売日: 2007/10/29
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
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