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『眠り猫』(著)花村萬月花村萬月の小説好きです。暴力的で、性的な描写が多いのですが、なぜか心が温まるんですね。 登場人物は、みんな何かが大きく欠落した人々ばかりです。しかし、それを補ってあまりある魅力の持ち主だちでもあります。そんな人々がおりなすホームドラマ。それが花村萬月作品の魅力なのですね。 <内容紹介> 私立探偵、なのだという。だが村上冴子の眼の前にいるのは、かなり変わった二人組だ。元刑事の<眠り猫>こと仁賀丈太、相棒で元ヤクザの長田勲。人生の裏を見られるかもしれない―。猫のたったひとつの殺し文句で、女優の道を捨てた冴子は探偵助手となった。やがて、暴力団の激しい抗争に飲み込まれる事も知らずに。作家花村萬月の名を世に轟かせた、超一流のエンタテインメント。 解説 吉野仁 <作家紹介> 1955年(昭和30年)、東京生まれ。1989年(平成元年)、『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。1990年、『眠り猫』出版。1998年、『皆月』で吉川英治文学新人賞を、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞。人間の生の本質に迫る問題作を、発表し続けている。
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